セルビア語のbe動詞「AはBです」
英語でも基本の文法のひとつであるbe動詞について説明します。
基本のbe動詞
セルビア語のbe動詞は主語になる人称代名詞によって変化します。種類は6つありますので、人称代名詞とセットで覚えておきましょう。
人称代名詞 | be動詞 | |
---|---|---|
私 | ja ヤー | sam サム |
君 | ti ティ | si スィ |
彼・彼女 | on・ona オン・オナ | je イェ |
私たち | mi ミ | smo スモ |
あなた・あなたたち | vi ヴィ | ste ステ |
彼ら・彼女ら | oni・one オニ・オネ | su ス |
be動詞は英語と同じで原形(見出し語)があり「biti」となります。
ここで気になるのはtiとviの違いですよね。「君」と「あなた」はどう違うのか、どう使い分けるべきなのか悩むかもしれません。基本的な考え方としては、丁寧に表現するときは「あなた」のviを主語にします。目上の人に対して使う場合にはviを使いましょう。
例文
Ja sam Takashi.
私はタカシです。
On je Jovan.
彼はヨヴァンです。
be動詞の疑問形とその答え
be動詞の疑問形は、最初に「Da li」がつきます。その後は英語と同じでbe動詞と主語が入れ替わります。上記の例文を疑問形にすると次のようになります。
On je Jovan. → Da li je on Jovan.
彼はヨヴァンです。 → 彼はヨヴァンですか?
「Da li 〜」で質問されたら「はい」か「いいえ」で答えます。
はい:Da
いいえ:Ne
be動詞の否定形
「AはBではない」という否定形では、英語のように「not」を使うのではなく、beが下記のように変化します。
人称代名詞 | be動詞 | |
---|---|---|
私 | ja ヤー | nisam ニーサム |
君 | ti ティ | nisi ニースィ |
彼・彼女 | on・ona オン・オナ | nije ニイェ |
私たち | mi ミ | nismo ニースモ |
あなた・あなたたち | vi ヴィ | niste ニーステ |
彼ら・彼女ら | oni・one オニ・オネ | nisu ニース |
それほど複雑ではありませんね。「not」は使いませんが、それぞれのbe動詞の頭に「ni(ニー)」が付くだけです。
例文
Ja nisam Takashi.
私はタカシではありません。
Ja nisam Kinez.
私は中国人ではありません。
On nije Jovan.
彼はヨヴァンではありません。
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